
【2025年2月10日】 ゴキブリを頻繁に見かけるようになった方へ……続きを読む
ゴキブリとシロアリは同じ仲間
「シロアリ用の薬剤はその他の虫にも有効ですか?」とよく質問を頂きます。シロアリは「アリ」という名前がついていますが、実はゴキブリの仲間です。アリと習性が似ているのでアリという名前がついています。少しややこしいのですが、アリは「ハチ科」シロアリは「ゴキブリ科」と分類されています。
体の構造をよく観察するとわかるのですが、アリとハチの体は非常によく似ています。胴体にくぼみがあり引き締まって細くなっている部分があるのがハチ科の特徴です。ゴキブリ科のゴキブリやシロアリは胴体にくぼみが無く寸胴型です。顕微鏡レベルで観察するとその違いや似ている様子がよくわかります。
ゴキブリにも一定数効果がある?
ゴキブリとシロアリは同じ仲間なので、シロアリ用薬剤はゴキブリにも一定数効果があります。(効果が無いと言い切る方もいらっしゃいますが、弊社独自の実験ではゴキブリにも一定数効果がある事が確認されています。
最初の質問に戻ります。「シロアリ用薬剤はその他の虫にも効果がありますか?」の問いへの回答は「ゴキブリにも一定数効果がある」という回答が弊社の現時点での見解なります。
お客様の中には「ゴキブリ見かけるようになったので、そろそろシロアリ予防の時期かな?」という事でご依頼いただく方もいらっしゃいます。ゴキブリを100%死滅させる効果はありませんが、やはり一定数あると言っても良いでしょう。
シロアリ予防の効果は5年です
シロアリ用薬剤の効果は5年間です。5年経過すると効果が薄くなりシロアリ発生のリスクも高くなります。シロアリの発生件数は年々増加傾向にあります。近年の温暖化の影響で虫の大量発生等が発生しています。去年もカメムシの大量発生が各地で問題となっていました。シロアリも同様で温暖化か影響している部分が大きいとされています。寒いエリアの北海道等の地域でも一昔前は被害が限定的でしたが現在は北海道各箇所でシロアリ被害の報告が増えているほどです。
5年毎の定期的なシロアリ予防でシロアリから住宅を守る事ができます。5年毎ですので忘れてしまう方もいらっしゃいますが、シロアリはいつも食べ物(木材など)を探して地面の中を移動しています。現時点では定期的なシロアリ予防がシロアリ被害を防ぐのに最も有効でコストパフォーマンスも有数です。ぜひ忘れずにシロアリ予防を実施してくださいね。