
【2025年2月3日】 中古で戸建て住宅を購入された方へ……続きを読む
中古住宅の需要が急拡大中

中古住宅の需要が高くなってきています。理由は大きく2つの原因が考えられます。1つ目は新築住宅の価格高騰です。材料費、人件費の影響もあり、新築住宅の価格は高騰しているエリアでは10年前と比べると1000万円以上高くなってきているそうです。5000万円以上の物件になるとローンの審査も大変通りにくく、割合安価な中古物件を検討される方が多いようです。
もう1つはリフォーム技術の進歩です。中古物件でも新築のような仕上がりで安価でリフォームできるようになりました。間取りの変更や、選べる水回り設備など、各家庭のライフスタイルに合わせた提案ができるのも需要が高くなる要素の1つとなっています。
シロアリ駆除の履歴をチェック
中古物件を購入する時、見た目のキレイさばかりに目がいってしまいますが、それ以外にも重要なポイントがあります。躯体の状態や雨漏り、水漏れの履歴なども重要なポイントの1つです。
意外と忘れがちなのが「シロアリ駆除の履歴」です。シロアリ予防として定期的な施工がおこなわれていたかどうか、過去にシロアリが発生して躯体が傷んでいないかどうかなど床下や天井、外周などからのチェックはもちろん、施工の履歴や保証内容が確認できる書類があるかどうかも合わせてチェックが必要です。
ホームインスペクションだけで安心できません
中古住宅の売買で普及しつつある「ホームインスペクション」による住宅の事前調査で、「各箇所異常なし」と調査結果が出ている場合でも、シロアリ駆除の履歴や報告書、保証書は必ず確認する必要があります。
特に築年数が20年以上経過している住宅はシロアリ発生のリスクが高いので必ず履歴を確認して施工の履歴が無ければ、入居前にシロアリ駆除の施工をおこなうようにしましょう。
ホームインスペクションの担当者は住宅のプロですが「シロアリ」のプロではない場合がほとんどです。シロアリは非常に小さな虫なので見逃しが発生してしまう場合もあります。住宅を健康的に保つためにはシロアリのプロによる点検とシロアリ駆除は大切なメンテナンスの1つです。
大切な家(資産)を長持ちさせるために
大切なお家を長持ちさせるために必要なメンテナンスとして屋根や外壁の塗装ももちろんですが、躯体の維持も大切な要素です。特に地震が多い近年、30年以内に大きな地震が来ると言われています。地震で倒壊してしまった住宅の大半からシロアリ被害が報告されたという調査結果も出ています。床下の状態が住宅の基礎を支えています。ぜひ中古物件購入の際はシロアリ駆除をご検討ください!